2021年4月1日ー2023年3月31日

1 外傷全身CT撮影における被ばく線量(CTDIvolとDLP)の実態調査2022

  研究内容2017年に我々が行った「外傷全身CT撮影の被ばく線量実態調査」が基になり,医療被ばく研究情報ネットワーク(J-RIME)が新たに発表した日本の診断参考レベル2020(Japan DRLs 2020)には「外傷全身CT」の診断参考レベルが初めて掲載されました.外傷診療においてCTによる画像診断はもはや必須の検査であり,その有用性は誰もが知るところではありますが,それに伴う患者被ばくについては更なる検討が必要と考えています.また診断参考レベルが発表された効果を検証すべき時期にも差し掛かっています.前回同様,全国の救命救急センター 290施設(日本救急医学会HP参考20201210現在)を対象として,外傷全身CTを撮影された症例のCTDI、DLPを調査し,国内における外傷全身CT検査の被ばく線量の実態調査を考えております.さらにはこのデータを基に新たな線量指標の策定を考えております.
研究担当者
氏名,所属
(○印:代表者)
        
○ 班長     神戸赤十字病院 放射線科部 宮安孝行
 副班長    りんくう総合医療センター 放射線技術科 藤村一郎
 班 員    国際医療福祉大学成田病院 放射線技術部 五十嵐隆元
        りんくう総合医療センター 放射線技術科 西池成章
 北海道    札幌医科大学附属病院 放射線部 小倉 圭史
 東北     福島医科大学附属病院 放射線部 田代 雅実
 関東     国立病院機構水戸医療センター 放射線科 田中 善啓
 中部・北陸  名古屋第二赤十字病院 放射線科 大保勇
 中四国    岡山大学医学部附属病院 医療技術部 赤木憲明
 九州・沖縄  済生会熊本病院 中央放射線部 坂本 崇
        済生会熊本病院 中央放射線部 髙本 聖也
〔今後追加の予定あり〕

 担当者応募フォームはこちらです. 締め切り 2022年12月31日

1 活動の趣意書
2  調査方法概要およびマッチング方法
3  倫理通知書
4 学会で報告したスライド
本研究調査の資料です.ご参考になさってください

2 急性期脳梗塞に対する放射線部門体制と画像検査の実態調査

  研究内容   

脳梗塞に代表される脳血管障害は,早期の診断・治療が必要であり“Time is Brain”と言われるがごとく,治療まで の時間が患者の予後に大きく影響する.この脳血管障害の診断・治療では,いずれにおいても診療放射線技師が関わっており,部門としてシームレスな展開で治療につなげるシステム構築が重要といえる.認定技師を中心とする施設へのアンケートにより,組織や部門での体制や取り組みの調査に加え,積極的に取り組んでいる施設を取り上げ,認定技師や救急医療施設への今後の取り組みにつなげたい.また,画像診断の検査種(MRI first,CT first)や検査内容(撮影条件含む)の現状調査と今後の課題について精査する.
研究担当者
氏名,所属
(○印:代表者)
        
〇  りんくう総合医療センター 放射線技術科 西池成章
    s-nishiike@rgmc.izumisano.osaka.jp
   国立病院機あきた病院 放射線科 高橋 大樹
    htakahashi01210512@gmail.com
   国立病院機構水戸医療センター 放射線科 大曽根 敏彰
    oosone.t.mmc@gmail.com
   大阪急性期・総合医療センター 医療技術部 放射線部門 中 智章
    toratora8985@yahoo.co.jp
   神戸赤十字病院 放射線科部 宮安 孝行
    takayuki.miyayasu@gmail.com